コラム|茨木市駅の歯医者【あき歯科クリニック】歯周病の治療や予防など歯科情報

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歯列接触癖(TCH)とは?|茨木市駅の歯医者

こんにちは。
阪急京都線「茨木市駅」から徒歩4分の歯医者【あき歯科クリニック】です。
 
 

「TCHとは無意識の習慣が引き起こす、思わぬ歯のトラブル」

歯列接触癖(TCH:Tooth Contacting Habit)とは、上の歯と下の歯を無意識のうちに接触させ続けてしまう習慣(癖)のことです。
私たちが安静にしている時に唇を合わせていても、1ミリ~2ミリ程度の隙間が歯と歯の間があるのが自然な状態ですが、微弱な力でも接触時間が長くなれば筋肉は疲労し、感覚が敏感になって痛みや疲れを感じやすくなってしまいます。
自然な状態で歯と歯を接触させている時間は、お食事の時間を含めても17分~20分前後と言われていますが、普段の生活の中で、気づかないうちに歯と歯が接触した状態が続いてしまうことがあり、無意識に上下の歯が触れています。
放っておくと歯や顎にさまざまな影響を与えます。
 
 

TCHの原因とは?

「無意識の癖、あなたにも原因があるかも?」

TCHは、さまざまな要因で引き起こされますが、主な原因としては以下のものが考えられます。
 

●集中している時間

スマートフォンやパソコン、ゲームなどに集中しているとき。無意識に歯を接触させてしまうことがあります。
 

●ストレスや緊張

日常のストレスなど、無意識に歯をかみしめたり、接触させる原因となります。
 
 

TCHの主な症状

「あなたの歯に、こんなサインが出ていませんか?」

歯列接触癖が続くと、次のような症状が現れることがあります
 

●歯の摩耗や割れ

無意識に歯を接触させる時間が続く事で、歯の表面が摩耗したり、ひびが入ることがあります。
 

●歯の痛みを感じる

歯を接触させることで、顎の筋肉に緊張が生じ、痛みや疲れを感じることがあります。
 

●頭痛や肩こり

顎の筋肉に力が入り続ける事で筋肉が疲労して頭痛や肩こりを誘発する場合があります。
 

●歯ぐきの退縮

長時間にわたり、歯と歯が接触していることで歯を守る骨と歯ぐきが退縮し、知覚過敏の症状が出る事があります。
 
 

TCHの対処法

 

「今日からできる、歯列接触癖の改善法」

TCHを改善するためには、以下の方法を試してみましょう。
 

●歯を接触させない意識を持つ

日常的に歯を接触させていないか確認し、無意識に歯をかみしめていることに気づいたら、歯と歯を浮かすように心がけましょう。
『歯と歯を浮かす』のような紙を家の中で目立つ箇所に貼っておくだけでも効果的です。
 

●ストレス管理を心がける

リラックスできる方法を見つけて、ストレスを軽減しましょう。
 
 

TCHセルチェックで早期発見!

「自分でできる簡単セルチェック!」
自分の歯列接触癖が気になる方は、以下のチェックリストで確認してみましょう。
 
☑日中、無意識に歯と歯を接触させている事が多い
☑歯が削れた、ひびが入ったなどのトラブルが出てきた
☑頬の内側に白い線、舌の側面に歯型がついている
☑歯がしみるようになってきた

 
上記の項目に心当たりがある方は、歯列接触癖が原因かもしれません。
早めの対応が重要です。
 
「気になるサイン、専門家のチェックを受けましょう!」
 
もし、上記の症状が続いている場合は、ぜひ歯科医院での相談をお勧めします。歯科医師による正しい診断と適切な治療法を提案してもらうことで、歯や顎への負担を軽減できます。早期の対処が、将来的なトラブルを防ぐためにも重要です。
 
 

歯科医院でできるTCHの処置

 

1. 口腔内のチェックと診断

歯科医院では、まず患者さんの歯や顎の状態を詳細にチェックします。
歯列接触癖が疑われる場合、歯の摩耗やひび、歯ぐきの退縮などの症状を確認し、TCHが原因かどうかを診断します。
 

2. 口腔内装置の提案

TCHの症状のある方で夜間の食いしばりも起こしている場合は、口腔内装置を使用することも選択肢として説明を行っております。
歯が摩耗していたり、歯ぐきが退縮する事で歯がしみる症状がでてきている、歯の根元の部分がかけてきているなど、お口の状態を確認し、患者様のお口に形にあわせた口腔内装置を作成します。
 
 

「TCHを改善して、健康な歯と顎を守りましょう!」

歯列接触癖(TCH)は、無意識のうちに習慣化してしまうことが多いですが、早期に気づき、対処することで歯や顎の健康を守ることができます。
自分の歯や顎の健康を守るためにも、早期に歯科医院での診断と処置を受けることが大切です。TCHが原因で歯や顎に負担がかかっていると感じたら、ぜひ歯科医師に相談してみましょう。


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